ノミ・ダニの薬
2021/10/04
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最近では我々の勉強会も、オンラインでの実施が一般的になってきています。
そんなオンラインの勉強会の中に、昨今のノミ・ダニ予防薬に対して、ノミが耐性をもっているのでは?という内容がありました。
講師曰く、
今のところ耐性を持ったノミは、いてもごく僅かだろうとのことでした。
では予防薬を使用してもノミがいるのは何故か?
という可能性として、
「予防薬が適切につけられて(与えられて)いない。」
という内容がありました。
これは滴下剤(皮膚につけるタイプ)の場合、
◯地肌にちゃんと薬がついていない
◯皮膚や毛が濡れた状態で薬をつけたため、薬が効果を出せない
などが可能性としてあります。
1. 滴下剤が地肌にちゃんとついているか?
皮膚に垂らすタイプの薬は、毛ではなく、皮膚にちゃんと薬をつける必要があります。
使用する際には、薬をつける部分の毛をわけて、地肌が見えるようにして薬をつけるといいでしょう。
さらに薬の容器の先端(薬が出る部分)を地肌にくっつけるぐらいにしたほうが失敗は少なくなると思います。
2. 皮膚や毛が濡れた状態で薬をつけていないか?
シャンプーして間もない時など皮脂が少ない状態ですと、薬が全身にいきわたらない場合があります。
最低でもシャンプーする前後2日間は使用を控えたほうがいいでしょう。
また雨などで濡れた直後に薬をつけるのも効果が低くなる可能性がありますので、
毛や皮膚が乾いている状態で薬をつけることをお勧めします。
シャンプーして間もない状態でノミの駆除を早急に行いたい場合には、飲ませるタイプの薬をおすすめします。
こちらは濡れている状態でも問題なく使用できます。
ご参考までに、当院でも使用しているフロントラインのつけかたです。
(メーカーサイト)