秋/冬(AUTUMN/WINTER)の場合
夏の暑さが落ち着いてくると、夏の間についたマダニがさらに繁殖し、場合によっては大量のマダニの寄生により貧血を起こすこともあります。 とくにマダニは川原などに多く潜んでいることが多いので、行楽などで犬を連れて行く方は特に注意が必要です。
またフィラリアに感染している犬は、秋頃から咳などの症状がでてくることもあります。
フィラリアの予防をしていない、もしくは感染が確認されている犬は症状に気をつけましょう。
猫においてはこの時期水を飲む量が少なくなることもあり、頻尿、血尿などの膀胱炎の症状が多くみられます。
結石などが原因の場合には、尿道に結石など がつまり尿が出なくなり、命に関わることもあります。トイレに行く頻度やトイレでりきんでいる時間が長くなっていないか注意してあげましょう。
ハムスターなどげっ歯類では冬の急激な冷えにより、擬似冬眠といって仮死状態になることがあります。
本来の冬眠は先に多く食事を取り、体の中に栄養分をため込み、冬眠の準備ができた段階で冬眠にはいるわけですが、擬似冬眠の場合はそのような準備段階がありません。
そのため擬似冬眠の状態から回復してもかなり体力が消耗しており、場合によっては回復せずそのまま死に至ることも少なくありません。
ですから擬似冬眠にならないためにも寒さ対策をしてあげてください。
小鳥は基本的に寒さが苦手です。1日の寒暖差などで体調を崩すこともあります。
またメスの場合、体の中にできた卵が卵管の中で詰まることもあります。
いずれにしても体調を崩してくると羽をたてて全体が丸く見える、“羽をふくらます”症状がでてきます。
よく羽をふくらましている、また下に落ちている便の数が減ってきていないか注意しましょう。